マエダベトナムは前田建設工業株式会社のグループ企業の一員です。前田建設は、日本における主要な建設請負業者であるだけでなく、多岐にわたる重要分野への戦略的投資家でもあります。高速道路、空港、展示施設、工業用水供給システムといった基幹インフラ施設の運営に誇りを持って携わっています。特に、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギープロジェクトにも積極的に参画し、日本の持続可能な未来の創造に貢献しています。

ベトナムにおいて、前田建設は不動産投資を拡大しており、その代表例が高級コンドミニアムプロジェクト『Waterina Suites』です。本プロジェクトは、モダンなデザイン、充実した共用施設、トゥードゥック市という優れた立地により、居住者に快適で上質な生活体験を提供します。このプロジェクトを通じて、前田建設は質の高い開発への投資を実践し、都市生活の水準向上とコミュニティへの持続的な価値創出に貢献しています。

さらに、前田建設は再生可能エネルギーへの投資を継続的に推進しています。現在、ゲアン省のBVNタンチュオン工場とホアビン省のBVNホアビン工場という2か所の木質ペレット製造工場を展開しています。これらの工場で生産される高品質な製品は日本へ輸出され、バイオマス発電所のクリーンな燃料源として利用されており、両国の持続可能な発展に共に貢献するという当社の取り組みを明確に示しています。

BVN タンチュオン工場

  • 設立: 2016年
  • 設計生産能力: 年間12万トン
  • 敷地面積: 5.6ヘクタール
  • 所在地: タンチュオン、ゲアン省

BVN ホアビン工場

  • 設立: 2019年
  • 設計生産能力: 年間14万2千トン
  • 敷地面積: 5.3ヘクタール
  • 所在地: ラクソン、ホアビン省 
プロジェクトの推進において、私たちは常に森林管理協議会(FSC-FM)認証、森林管理協議会(FSC-CoC)認証、森林管理協議会(FSC-CW)といった厳格な国際基準を遵守しています。これらの認証は、国際基準に基づいたリスク評価を通じて企業が原材料の調達源を管理する上で不可欠であり、木材輸入業者からも重要な要件とされています。これらの基準を適用することで、原材料が責任を持って伐採されるだけでなく、伐採後の再植林計画も確実に実行され、森林資源の持続可能な発展を維持し、発電プロセスで発生する炭素排出量の回収にも貢献します。
 
私たちは、これらのプロジェクトを通じて、前田建設が再生可能エネルギーのサプライチェーンに貢献し、日本だけでなくベトナムにおいても、持続可能な発展に引き続き貢献できることを願っています。